アマプラとボールと映画館

ネタバレ 雑な3行あらすじと、浅くて薄いペラッペラな感想

「新感染 ☆☆☆☆」

映画の時間にギリギリで新宿駅を走り回り人々をゾンビのように避けながら新宿ピカデリーに到着。11時40分の回でお客は3割ぐらい入ってたかなぁ。

描写が痛々しいのが得意な韓国映画はゾンビと相性が良さそうだなぁと楽しみにしてたよ。

韓国の新幹線で移動中にしっくりこない父娘、妊娠中嫁とパワータイプ旦那、ババア姉妹、謎のホームレス、野球部健全カップルがゾンビ軍団から逃げ切り安全な釜山へ、、、というお話。

凄く王道なゾンビ物に電車の中という密室&スピード感があってゾンビ達はトンネルに入り暗くなると失明したぐらい全く見えなくなる(しかし音には超敏感)という新しいアイデアとか、ゾンビ電車後部に引きずられながら、捕まっているゾンビの上をスイッと登って来るとか、身体能力の高そうな大量の自衛隊ゾンビがラグビータックル、空から降りて来るとか怖くて笑えたよ。ワールドウォーzのゾンビピラミッドまではいかないがね。

アクションと人間ドラマのバランスも良くて、我が身が可愛く自己中心的になる親父(嫁がブチ切れてました)に賛同する人達も怖かった。
パワータイプ旦那、野球部バット青年、警察の盾主人公の装備を準備し、これから行ったるぜ!描写もカッコ良かったよ。パワータイプ旦那が走り始めている電車に乗り込む前に、ダッシュしながらも、ちょっと電車から離れ棒と盾を掴んで乗るという抜け目のなさが好き。

重箱の隅をつつくとゾンビが死ぬルールが最後までなかった(頭を破壊するのが大定番)とか、アイアムアヒーローみたいな腕時計を10個装着して噛みつき対策などのリアリティが欲しかったり、ダジャレなタイトルは「釜山行き」でいいのではないかな。
帰り、小田急線の連結部のドアがガラスになってて、なんか怖かった。